【新型コロナウイルス対策】

真鍮製取っ手カバー

2020年8月10日(月)

​この度縁あって、大阪府茨木市にある称名寺さんの俱会堂(納骨堂)の扉の取っ手に、新型コロナウイルス対策として真鍮製の取っ手カバーを取りつけさせていただきました。

元の取っ手

取っ手カバーを取り付けた後

いまだ​新型コロナウイルスの終息の目途は立たず、もはやどこで感染してもおかしくないという状況が続いており、どの業界でも感染対策が必須となっています。

​そのような中で感染対策という観点から私達の会社ができることは何だろうか、そう考え目を向けたのが銅の抗菌効果です。

私たちが普段作っている錺金具の材料は銅や真鍮です。

銅には抗菌効果があることが証明されており、新型コロナウイルスに対しても有効だという結果が出ています。

また、​真鍮は銅と亜鉛の合金であり、このような銅合金にも同じような抗菌効果があります。

それならば材料の抗菌効果を活かし、錺金具の技術を応用して何か役に立つものが作れるのではないかと考えました。

そこで多くの人が触る扉の取っ手からの接触感染リスクを軽減するために、真鍮製の取っ手カバーを作りました。

錺金具の技術を使って紗綾型(さやがた)の模様を入れました。

紗綾型は、お寺を表す記号にもなっている卍という漢字を斜めに崩して連続してつなげた模様です。

「不断長久」を表す縁起柄とされていて、古くから親しまれてきたものです。

<取り付け方>

​まず2枚の本体の板で取っ手を覆い、マスキングテープで仮止めします。

​留め具をねじで固定します。

扉に取り付けて完成。

抗菌効果を目的としているため、塗装はしておりません。

経年変化により真鍮の色は徐々に5円玉のような色に変わっていきますが、抗菌効果は持続します。​

取っ手そのものを銅製や真鍮製に変えることは予算の面でもなかなか難しいかもしれませんが、このように今お使いの取っ手を覆うようにして取り付けるカバーでしたら、取り入れられる場合もあるかと思います。

​ご興味がありましたら、お問合せよりご連絡ください。

銅の抗菌効果について

銅に抗菌効果があることは知っている方も多いと思います。

抗菌効果を利用した銅製の三角コーナーなどが有名です。

では銅に新型コロナウイルスについてどの程度の抗菌作用があるのか。

これについては新型コロナウイルスにおいても大きな抗菌効果が確認されています。

実際、アメリカ疾病対策予防センター(CDC)の発表によれば、新型コロナウイルスの活性時間はプラスチックやステンレスの表面上では最大48~72時間であるところ、銅の表面上ではなんと最大でも4時間と極端に短く、接触感染のリスクを抑える効果が期待できます。

しかも、これらの効果は永久に続きます。

また、銅合金の抗菌性については、2008年3月米国環境保護庁(EPA)により「銅、真鍮、青銅などは人体に有害な致死性のある病原体を殺菌し、公衆衛生に効果がある」と認められており、450種以上の銅合金が抗菌性表示の許可を得ています。

銅や真鍮は今回の新型コロナウイルスのみならず、毎年のように流行するインフルエンザウイルスやノロウイルスをも不活化する効果があります。

さらに、病原性大腸菌O-157やレジオネラ菌に対する殺菌効果もあります。

免疫学者の中には今回の感染拡大をうけて、ウイルスが付着する機会の多い医療機関や公共交通機関の設備などでもっと銅材を使べきだとする方もいるほどです。実際に一部では以前から院内感染を防止するために手すり、ドアノブ、取手などあらゆるところに銅材を導入している病院もあります。